日本で一番悪い奴ら/白石和彌(監督)・綾野剛(主演)――己の立場をわきまえないヤツらの相互信頼とその崩壊

劇場上映を2回見送り仕方なくNetで鑑賞

もう、かれこれ2年以上も前の話になるのですが、この映画は公開当初から観たくて観たくてどうしようもなく、気持ちだけが先走っておりました(笑)。ところが、私がよく観に行くピカデリーでもTOHOでも上映しておらず、確か、バルト9でのみ演ってるとわかった時には、スケジュールが合わずに敢え無く上映終了となってしまいました。

だから、早稲田松竹で上映しているのを見つけた時には一瞬歓喜し、小躍りまでしたのですが、名画座系のため1週間しか上映しておらず、これまたスケジュールが合わずに止む無く鑑賞見送りとなったのでした。゚(゚´Д`゚)゚。。

なので、netでの鑑賞です。

こいつらハチャメチャだけど、メチャクチャ良いチーム

この映画が実話を元にしたものではなく、ハナからフィクションのクライム・エンターテイメントだったのなら、ハチャメチャで愉快でちょっと切ない面白い映画だったなぁ、で終われるのですが、実際は実話。もちろん、脚色やオーバーな表現は多々あるようですが、元になった話が元刑事の告白本なのが驚きです。

でも、綾野剛演じる主人公を中心に、3人のS(スパイ)と共に織り成す様々なエピソードがホント愉快で、実話ベースを忘れてというか、実話じゃなければいいのにとさえ思いながら鑑賞してました(笑)。

本末転倒というか、ついに一線を越えてしまい…

そんな楽しくて愉快な仲間たちにも終焉の時がやってきます。主人公の検挙率を上げるため、それらをフォローするために3人のSが存在するのですが、映画の中でやっていること自体が、本来、違法捜査に値する行為のようですし、いずれは破綻するのだろうなぁと思いながら観ていると、検挙するための金を稼ぐために、更なる違法行為に手を出していくのです。

また、映画の中では主人公を含む4人の中心人物だけでなく、課長や次長といった警察署内の管理職までそれらの行為に関わっており(これは公判で否認しているようですが)、警察の捜査力や検挙率がどこまで本当なのかを、考えさせられました。何はともあれ、原作共々おすすめの1本であることには間違いありません!

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