なるほど! ある意味それで納得できた。
この映画には、エンターテイメントのギャング映画にありがちな派手なアクションシーンが殆ど無く実話ベースだからか、淡々と物語が進行していく。
そしてジョニー・デップが演じる主人公のボスは、本当に無慈悲に何の躊躇もなく人を殺めることができる人間である。
しかし、その中で一つ関心したのが、無慈悲に人を殺めるこの悪の権化のような主人公が、他人やまして部下の手は一切借りずにキッチリと自分自身の手で片を付けていること!
それこそ、ギャング映画にありがちな、てめぇ(自分)の手は汚さずに手下や取り巻き連中に人を殺めさせておいて、自分自身はのうのうとしている薄汚い親分が多いように感じるが、この映画の主人公は、そんな“ゲス”なボスではないってことなのだ!
だからこそか、描写もかなりエグいのでR15指定ってのも頷けます(笑)